清楚な瑠璃色
 定点観測のように毎年同じ場所で観察している。この花の開花も記録的に早い。普通,湿り気のある山地で半日陰となる木陰に多いが,10数個体が点在する自生地は,南西向きの崩壊斜面(標高300m)にある。北風のあたらない陽だまりでは,寒さの厳しい秩父とはいえ平野部と同じ時期に開花する。埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。