- 寄生植物
ヤドリギ(ビャクダン科)Viscum album subsp. coloratum 寄生木
北海道~九州に分布,高さ30-80㎝になる雌雄異株の常緑低木。ケヤキ,エノキ,ミズナラ,ブナ,サクラなど種々の木に寄生する。茎は緑色で無毛。二叉分枝を繰り返して広がる。葉には柄がなく,倒披針形で長さ2-8㎝,幅0.5-1㎝,全縁,先は円く,下部はしだいに狭くなり,両面無毛,ふつう3本の太い脈がある。2-3月,枝の上部にほとんど無柄の花序をつける。果実は球形で径約8㎜,半透明の花被に包まれ液果状,1個の種子をもつ。果実は鳥の冬季の餌となる。花被片の内側は粘質で種子を包む。これは鳥の腸で消化されずに排泄され,他物に付着する。写真下では蕾と思われるものが確認できる。 (2018.12.8)
北海道~九州に分布,高さ30-80㎝になる雌雄異株の常緑低木。ケヤキ,エノキ,ミズナラ,ブナ,サクラなど種々の木に寄生する。茎は緑色で無毛。二叉分枝を繰り返して広がる。葉には柄がなく,倒披針形で長さ2-8㎝,幅0.5-1㎝,全縁,先は円く,下部はしだいに狭くなり,両面無毛,ふつう3本の太い脈がある。2-3月,枝の上部にほとんど無柄の花序をつける。果実は球形で径約8㎜,半透明の花被に包まれ液果状,1個の種子をもつ。果実は鳥の冬季の餌となる。花被片の内側は粘質で種子を包む。これは鳥の腸で消化されずに排泄され,他物に付着する。写真下では蕾と思われるものが確認できる。 (2018.12.8)