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ノウルシ(トウダイグサ科) Euphorbia adenochlora 野漆
北海道~九州に分布、生育地は湿地に限られ、乾燥するとなくなる。草丈は30㎝前後、直立茎に葉を互生し、茎頂に5枚の葉を散状につける。その葉腋から5本の散形枝を出して、先端に杯状花序をつける。さらに、三又分枝、ついで二又分枝を繰り返す。花期は4-5月、近年では温暖化の影響なのか3月に開花することもある。この大群落のほとんどは、まだ芽吹きの時期(写真中)である。掲載した写真からは確認できないが、球形の子房の外面には、いぼ状の小突起が密生する。この突起は果期まで残り、マルミノウルシとの違いとなる。
分布が広いにもかかわらず、準絶滅危惧(NT)に指定されている。原因は開発等による湿地の減少と思われる。撮影地は有名なサクラソウ自生地である。サクラソウが見頃になる4月には黄色の絨毯(写真下)が広がり、サクラソウのピンク色は目立たない状態だ。サクラソウを愛でる人には厄介なノウルシだが、環境省RDBカテゴリに指定されているので除去することはできない。(写真上・中2018.3.13 下2014.4.7)
北海道~九州に分布、生育地は湿地に限られ、乾燥するとなくなる。草丈は30㎝前後、直立茎に葉を互生し、茎頂に5枚の葉を散状につける。その葉腋から5本の散形枝を出して、先端に杯状花序をつける。さらに、三又分枝、ついで二又分枝を繰り返す。花期は4-5月、近年では温暖化の影響なのか3月に開花することもある。この大群落のほとんどは、まだ芽吹きの時期(写真中)である。掲載した写真からは確認できないが、球形の子房の外面には、いぼ状の小突起が密生する。この突起は果期まで残り、マルミノウルシとの違いとなる。
分布が広いにもかかわらず、準絶滅危惧(NT)に指定されている。原因は開発等による湿地の減少と思われる。撮影地は有名なサクラソウ自生地である。サクラソウが見頃になる4月には黄色の絨毯(写真下)が広がり、サクラソウのピンク色は目立たない状態だ。サクラソウを愛でる人には厄介なノウルシだが、環境省RDBカテゴリに指定されているので除去することはできない。(写真上・中2018.3.13 下2014.4.7)