- キクの仲間
ダルマギク(キク科)Aster spathulifolius 達磨菊
本州(中国地方日本海側)~九州、朝鮮・ウスリーにも分布、海岸の岩上にはえる多年草。一説には大陸系要素の植物といわれ、対馬海流に沿った地域が主な分布といわれる。基部は亜低木状でよく分枝し、枝は開出、花をつけない枝の先にロゼット状に葉をつける。花をつける枝は高さ25㎝位。厚い葉の両面にビロード状の長軟毛が密生するとともに密腺毛がある。触るとべたつく感触がある。頭花は青紫色であるが、色には濃淡があり、白に近いものもある。和名は諸説あるようだ。この花が咲き終わると北西の季節風が吹きつけて日本海が荒れてくるという。撮影した翌日(11月4日)は初冬を思わせる季節風が吹いたようだ。江戸時代から栽培されてきたが、現在では自生地が減っているという。この自生地がある県では、準絶滅危惧種に指定して盗掘等の禁止を呼びかけている。庭先で栽培しているダルマギクを見かけたが、海を背景とするこのような自生地でこそ、美しい花がより一層映えると思うのだが・・・・・。
*写真は上から1~5
(写真1:2017.11.2 2~5:2017.11.3)
本州(中国地方日本海側)~九州、朝鮮・ウスリーにも分布、海岸の岩上にはえる多年草。一説には大陸系要素の植物といわれ、対馬海流に沿った地域が主な分布といわれる。基部は亜低木状でよく分枝し、枝は開出、花をつけない枝の先にロゼット状に葉をつける。花をつける枝は高さ25㎝位。厚い葉の両面にビロード状の長軟毛が密生するとともに密腺毛がある。触るとべたつく感触がある。頭花は青紫色であるが、色には濃淡があり、白に近いものもある。和名は諸説あるようだ。この花が咲き終わると北西の季節風が吹きつけて日本海が荒れてくるという。撮影した翌日(11月4日)は初冬を思わせる季節風が吹いたようだ。江戸時代から栽培されてきたが、現在では自生地が減っているという。この自生地がある県では、準絶滅危惧種に指定して盗掘等の禁止を呼びかけている。庭先で栽培しているダルマギクを見かけたが、海を背景とするこのような自生地でこそ、美しい花がより一層映えると思うのだが・・・・・。
*写真は上から1~5
(写真1:2017.11.2 2~5:2017.11.3)