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クサタチバナ(キョウチクトウ科)Vincetoxicum acuminatum 草橘
クロンキストやエングラーではガガイモ科に分類されていたが、APG体系ではキョウチクトウ科へ移された。本州の関東地方以西、四国の分布とされてきたが、近年では東北南部や九州の一部でも確認されているようだ。山地の草地などやや乾いた林内に生える多年草。茎の高さは30-60㎝。産地は意外に少なく、環境省レッドリストでは準絶滅危惧NTに指定されている。この自生地周辺の林床ではバイケイソウの大群落が見られ、ナツツバキやリョウブの樹皮にはシカによる食害が目立つ。本種にはアルカロイド系の成分があることから、シカの食害は全く見られない。タチバナ(ミカン科)の花に似ていることが、和名の由来といわれている。(2017.6.9)
クロンキストやエングラーではガガイモ科に分類されていたが、APG体系ではキョウチクトウ科へ移された。本州の関東地方以西、四国の分布とされてきたが、近年では東北南部や九州の一部でも確認されているようだ。山地の草地などやや乾いた林内に生える多年草。茎の高さは30-60㎝。産地は意外に少なく、環境省レッドリストでは準絶滅危惧NTに指定されている。この自生地周辺の林床ではバイケイソウの大群落が見られ、ナツツバキやリョウブの樹皮にはシカによる食害が目立つ。本種にはアルカロイド系の成分があることから、シカの食害は全く見られない。タチバナ(ミカン科)の花に似ていることが、和名の由来といわれている。(2017.6.9)