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ショウジョウバカマ(シュロソウ科)Helonias orientalis 猩々袴
従来の分類ではユリ科に属していた。分布は広く北海道~九州、山野のやや湿った所に生える多年草。人里近くの山野から高山帯の湿原まで生えている。ロゼット状の根出葉が多数つき、ここから高さ10-30㎝の花茎を伸ばし花をつける。花の色は濃紫色から淡紅色まで変化が多い。花期は3-4月、撮影した雪国や高山では雪が溶けた頃に開花する。赤っぽい花を中国の伝説上の動物・猩々の顔になぞらえ、根生葉の重なりを袴にたとえて名前がつけられたといわれる。(2017.4.5)