- シダの仲間
オシャグジデンダ(ウラボシ科)Polypodium fauriei 御社貢連朶
北海道~九州に分布,深山の樹幹や岩上に着生する冬緑性のシダ。根茎は横走し,径3-4㎜,先端や葉の着くところにはやや密に鱗片がある。鱗片卵形~卵状披針形,長さ2-3㎝,先端は急に狭くなって短い糸状,淡褐色で膜質。葉柄は3-6㎝と短く,藁色。葉身は狭い卵形~広披針形,基部はやや狭くなり,長さ5-20㎝,幅2.5-8㎝,羽状深裂,乾いた状態で表面は巻き上がり,乾燥標本にするとぜんまい巻となる。側裂片は15-25対,開出し,線状披針形,鈍頭~鋭頭,幅3-5㎜,辺縁にはごく浅い鋸歯がある。葉質は草質から薄い紙質,上面は無毛,下面には疎らに多細胞毛がある。葉脈は羽状に分岐し,遊離,先端は裂片の辺縁に達しない。胞子嚢群は裂片の辺縁と中肋の中間か,やや中肋寄りに着く。染色体数はn=37の2倍体。
和名は発見地である長野県木曽地方の社貢寺に因む。
(上:2022.4.5 下:2016.4.23)
北海道~九州に分布,深山の樹幹や岩上に着生する冬緑性のシダ。根茎は横走し,径3-4㎜,先端や葉の着くところにはやや密に鱗片がある。鱗片卵形~卵状披針形,長さ2-3㎝,先端は急に狭くなって短い糸状,淡褐色で膜質。葉柄は3-6㎝と短く,藁色。葉身は狭い卵形~広披針形,基部はやや狭くなり,長さ5-20㎝,幅2.5-8㎝,羽状深裂,乾いた状態で表面は巻き上がり,乾燥標本にするとぜんまい巻となる。側裂片は15-25対,開出し,線状披針形,鈍頭~鋭頭,幅3-5㎜,辺縁にはごく浅い鋸歯がある。葉質は草質から薄い紙質,上面は無毛,下面には疎らに多細胞毛がある。葉脈は羽状に分岐し,遊離,先端は裂片の辺縁に達しない。胞子嚢群は裂片の辺縁と中肋の中間か,やや中肋寄りに着く。染色体数はn=37の2倍体。
和名は発見地である長野県木曽地方の社貢寺に因む。
(上:2022.4.5 下:2016.4.23)