ヒヨドリが食べる前に
 この個体は猛暑の続く9月初旬に見つけた。その後,刈られることもなく,順調に果期を迎えている。まだ熟さない緑色の果実も見られるが,約1㎝の花も平開から反り返る形に変わるなど,意外に趣がある。
 和名の由来はヒヨドリが好んで食べることに因るという。酒豪が酒を飲むような勢いで啄むヒヨドリを見たことはない。また,冬枯れの野に映える鮮やかな実は意外にも長く残っている。和名の由来はやや信じ難い。