摩訶不思議な花
 この仲間の花を見るのはルリシャクジョウ以来,約40年ぶりとなる。極小の本種を一度見て慣れてくると,地表の白い個体に気づけるようになった。筒状の先端が茶色のものは花後,先端がまだ白いものは蕾。花は一日花で,通常は1個体1つずつ咲くといわれている。花のつくり(写真C)は,3つの外花被片(萼片),3つの内花被片(花弁),外花被片間に3つの雄蕊,筒状中心部の底から出て先が3裂している部分が雌蕊と思われる。陽の当たるようなところにも生えていたのは意外だ。
 ※ 写真は上から順にA~C