花はキバナアキギリに酷似
 一部地域のみに分布する稀少種であるが,この場所は以前から承知していた。居住地から自生地までの直線距離は数10㎞,仮に高速道路でもあればあっという間に行ける距離だ。だが,これは空想の話で現実には車でも数時間を要す。3年前の台風や諸般の事情で最短コースは交通止めなどで,近くて遠い自生地であった。今年になって一部のコースが通行可能となり,ようやく観察することができた。
 花は広く分布するキバナアキギリを思わせるが,葉の形は異なり,草丈もより高く,茎や花序の腺毛(写真下)の多さには驚いた。
 ※ 写真は上から順に上,中,下