武甲山を代表する植物
 石灰岩採掘が急ピッチで進む武甲山の本体は、南方にあった火山島といわれている。火山活動を終えた海山にできたサンゴ礁が石灰岩のもとと考えられている。秩父地域の地質は古く、古代秩父湾、秩父島という時代があったと教えられてきた。山深い秩父地方は太古の時代は海岸に面していた。そこには海岸性のスカシユリが自生していたと勝手に想像してきた。長い時間をかけて内陸性の環境に適応してきたと考えるのは無理だろうか?