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キブシ(キブシ科)Stachyurus praecox 木五倍子
北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布、林縁や山地の道ばたでよく見られる落葉低木または小高木(雌雄異株)。「五倍子(ふし)」は木の芽や葉にできる虫こぶのことで、お歯黒(主成分はタンニン)などの染料として用いられた。「木五倍子(キブシ)」という名には諸説あるが、キブシの果実が虫こぶと同じように代用されていたことも一説であろう。果実は径7-12㎜の丸い形で、夏以降に熟す。幹の随には白い随があり、昔は子どもがこれを押し出して遊んでいた。灯心として使っていた時代もある。
写真下は23年前の写真をデジタル化したものである。以前は4月に入っても積雪することがあった。 (写真上2017.4.2 下1994.4.9)