強い毒性と繁殖力
 はじめて秩父地方で見かけたのは約10年前,河岸段丘上にある路傍の草原を被っていた。奇妙な花の形に惹かれたが,群生するさまからすぐに帰化植物と分かった。近年は,里山の沢沿いで群生しているのをよく見かけるようになった。属名Delphinium(オオバヒエンソウ属)の語源はギリシャ語のDelphis で,蕾のようすがイルカに似ていることによる。