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秩父市街地を流れる小川沿いで、日当たりの良い南向き斜面(alt.230m)にはえていたものである。いつも参考にしている図鑑では、8種がクロウメモドキ属Rhamnus として分類されている。その中で、見かけの形態(葉の大きさ、実の付き方)や検索表からクロツバラRhamnus davurica var. nipponica <黒つ薔薇> が最もふさわしいと思われる。しかし、この種は北方大陸系の1種といわれ、分布は本州(中北部)の山地、高原と記述されている。分布域から最もふさわしいのは、クロウメモドキ(クロウメモドキ科)Rhamnus japonica var. decipiens <黒梅擬>。しかし、実の付き方や葉の形態からすると明らかに異なる。黒い実シリーズとして投稿するが、継続観察してから同定したい。(2017.11.22)