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ミカエリソウ

多くの人が見返す?
 熊野古道の入口付近に小群生があった。葉は損傷して花はすでに見頃を過ぎていたが,数輪の残り花を選んで撮影した。同属のテンニンソウはシカの忌避植物であるの対して,このミカエリソウには食害が報告されている。「人々が見返す」ことが和名の由来らしい。この日古道を行き交う人々に,この花を見返す人は全くいなかった。
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ミカエリソウ(シソ科)Comanthosphace stellipila 見返草 別名 イトカケソウ(糸掛草)
 本州(福井県以西)に分布,林床に群生する高さ40-100㎝の半低木。枝は葉の裏面や花序と同様に密に星状毛がある。葉は楕円形~長楕円形,長さ10-20㎝,幅6-12㎝,鋭い鋸歯があり,基部は円形または広いくさび状で1-5㎝の葉柄がある。花期は9-10月。花序は円柱状で直立し,長さ10-18㎝,若い時は扁円形の鱗状の苞に被われて横向きである。淡紅色の花冠は長さ8-10㎜。 (2020.10.21)

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