センウズモドキ✕ヤマトリカブト
見分けが難解な植物
トリカブト属Aconitum はよく知られた植物でどれもよく似て,その上交雑種をつくることで知られている。見分けの術を知らない私には極めて難解な仲間である。埼玉県西北部に隣接する群馬県には興味深いトリカブト属が多く,これらを学ぶには格好な地域である。県境の峠を越えれば1時間足らずで,これらの自生地に行くことができる。
花づきの良いこの個体はヤマトリカブトと思いながら撮影を始めた。ところが花柄には開出毛があり,わずかに屈毛も混じる。帰宅して図鑑で検索するが,なかなか該当する種にたどり着けない。最終的には,熟知する方に同定を依頼した。
改めて御礼申し上げます。
トリカブト属Aconitum はよく知られた植物でどれもよく似て,その上交雑種をつくることで知られている。見分けの術を知らない私には極めて難解な仲間である。埼玉県西北部に隣接する群馬県には興味深いトリカブト属が多く,これらを学ぶには格好な地域である。県境の峠を越えれば1時間足らずで,これらの自生地に行くことができる。
花づきの良いこの個体はヤマトリカブトと思いながら撮影を始めた。ところが花柄には開出毛があり,わずかに屈毛も混じる。帰宅して図鑑で検索するが,なかなか該当する種にたどり着けない。最終的には,熟知する方に同定を依頼した。
改めて御礼申し上げます。
センウズモドキ✕ヤマトリカブト(キンポウゲ科)
センウズモドキ A. jaluense subsp. iwatekense は,東北の太平洋側,群馬県,長野県に分布,山地の林縁に生える疑似1年草。中部の茎葉は円心形で5中裂し,裂片には卵形~卵状披針形の粗い鋸歯がある。花柄には開出毛がある。雌蕊には毛がある。様々な種との交雑があるという。
ヤマトリカブト A. japonicum subsp. japonicum は日本産のトリカブトでは最も知られた種であるが,実際の分布域は狭く関東地方西部と中部地方東部の特産,多くは林中,林縁に生えるが,草原にも生える。茎は林縁では斜上し,草原では直立する。葉は3-5中裂と切れ込みが浅いのが特徴。花柄には屈毛が生える。(2019.10.1)
センウズモドキ A. jaluense subsp. iwatekense は,東北の太平洋側,群馬県,長野県に分布,山地の林縁に生える疑似1年草。中部の茎葉は円心形で5中裂し,裂片には卵形~卵状披針形の粗い鋸歯がある。花柄には開出毛がある。雌蕊には毛がある。様々な種との交雑があるという。
ヤマトリカブト A. japonicum subsp. japonicum は日本産のトリカブトでは最も知られた種であるが,実際の分布域は狭く関東地方西部と中部地方東部の特産,多くは林中,林縁に生えるが,草原にも生える。茎は林縁では斜上し,草原では直立する。葉は3-5中裂と切れ込みが浅いのが特徴。花柄には屈毛が生える。(2019.10.1)
2019-10-10 00:00
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